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CONCEPT
これからのかっこいいライフスタイルには「社会のための何か」が入っている。社会のために何かするってそんなに特別なことじゃない。働いてても、学生でも、主婦でも日常の中でちょっとした貢献ってできるはず。これからはそんな生き方がかっこいい。r-libではそんなライフスタイルの参考になるようなロールモデルをレポーターたちが紹介していきます。
# 005
YOSHIKI KITAGAWA
September 01, 2014

r-lib | 長谷川 あや × 北川 義樹 「ムカつく」を原動力に世の中を変えていく

GENRESArrow文化

「ムカつく」を原動力に世の中を変えていく

北川さんがプロデュースするオーケストラのフラッシュモブ

Reported by Aya Hasegawa

今だからこそ、ゼロベースに戻って自分と向き合うことが大事



ー では、そのような分野で活躍することを目指す人へのメッセージを頂けますか?

 僕がアドバイスするなんておこがましいですが・・・時間にとらわれすぎず自分と向き合うことが大事だと思います。自分は普通の企業より働いている時間は長いと思いますが、それでもなんでやっているかというと、やはりやりたいことをやっているからだと思います。社会のものさしで測っていては駄目だと思うんです。自分のものさしで測れるようになって、自分にとってはこれがやりたいこと、やりたくないこと、というのを自分で選んでたどり着いたものがあれば、それは時間に関わらずいくらやっても楽しめると思います。


ー 自分に言われているみたいです(笑)。私も自分で決められないタイプなので。

 人間なんて基本駄目なんですから気にしないでいいですよ(笑)。
逆に自分でどういうところが駄目だと思いますか?


ー 自分の悪い部分、良い部分は生きてきてだいたい分かるじゃないですか。その駄目なところを認めずに次のステップに行こうとしてしまうので、その駄目なことがまた引っかかってしまって中途半端になってしまうんです。でも今の話を聞いたら、ちゃんと自分の駄目な部分にも向き合って対策していけばもっと進めるのかなって。あ、解決しちゃった(笑)!!

 (笑)!!自分を駄目なところも含めて理解するとか、自分がどんなことをやりたいとか、いろんな人と出会っていく中で変わっていくものだから、決めない方が良いというか、基本保留でよくて、変化を楽しんだ方が良いと思います。






ー すごい!!全部突き刺さります!!自分で、自分ってこうなんだって決めつけちゃってるんです。こうでありたいっていうのが強くて、保留とかじゃなくてガチガチになってます。

 例えば、どんな感じになりたいですか?僕は格好良い大人になりたいって、結構ざっくりしてるんですけど、なりたい像がざっくりであれば、手段もいっぱいあるじゃないですか。逆になりたい像がすごく細かいと手段も限られてガチガチになっちゃうんですよね。そこはもっとゆとりを持ってもまだ若いから大丈夫ですよ。


ー 大人になると自分で決めないと行けないことが増えてきて、どうすればいいか考えちゃっているんです。

 それは今だからこそ、ゼロベースに戻って、素直に自分がやりたいこと、楽しいことを突き詰めたら道が見えてくると思うし、やりたいことをやっていると言葉に熱が乗り、自然と人にもそれが伝わると思いますし、応援してくれる人が出てきて、自分の中でも責任ができてくると思いますよ。難しく考えることって簡単なんです。起業するにも、難しく考えるほど起業は難しいけど、簡単に考えるほどさくっと起業できるんだけど、それが難しいんですよね。なんか人生相談みたいに偉そうに答えちゃってすみません(笑)


何かしら良い影響を与えている存在でありたい




ー いえいえ、ありがとうございます!!めっちゃためになります!!それでは、北川さんの理想のライフスタイルとは何でしょうか?

 常に寝ていたい、理想は永眠したいですね(笑)。寝るのが好きなんですよ。


ー (笑)常に寝ていたいのになんでそんなに動いてるんですか?

 何か必要性を感じているんじゃないですかね。動かないと自分が築いてきた、応援してくれる人がいるものをやれないからですね。本当はずっと寝ていたいんですけどね。堕落した人間なんで(笑)。バリバリ睡眠時間削って働いて、周囲に『自分も頑張らなくちゃ!』と思われるより、頑張らなくても出来ることを体現して、『自分でもできそう』って思ってもらえる方が良いんです。特別な存在になっちゃ駄目なんですよ。『あの人だから出来るんだ』って思われると終了なんです。こういう惰性の人間でもちょっとした思いときっかけで形にしたりすることが大事だと思うんです。




ー なるほど、私でも出来る気がしてきました(笑)!!これらの活動で印象に残っているエピソードなどはありますか?

 人ってそれぞれの歴史の教科書のようなものがあるとして、そこに1ページでも、良い影響を与えていく存在で載りたいんです。いつか振り返って、あのときにあの人に会ってこんな話を聞いた。そういう何かしら良い影響を与えている存在でありたい。そのためには自分を磨いていかないといけないと思います。自分自身の歴史の教科書にそういう人がたくさんいるんですね。その人たちに恩返しをするためにも、その人と同じように自分も歴史の教科書に載れる存在になることがその人たちの思いをつなげていけることになるんじゃないかと思います。












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北川 義樹

北川 義樹YOSHIKI KITAGAWA

PROFILE

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1985年1月14日生まれ

高校卒業後、美容室、アパレル販売員を経験した後に、メッセンジャーになるために東京に上京。
東京ではメッセンジャーの傍らオリエンタルランドでも働く。
地域活性、東北復興、コミュニティ運営、イベント企画等々様々な経験をし、今はLIFE WORK PROJECTという「働く」をテーマにした企画のプロデュースと、フラッシュモブをプロデュースするBORDERLESSの代表。

by 長谷川 あや
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